冬の寒さも過ぎ、暖かな春がやってきました。
さくらの苑は、先日までピンク一色になり、花見を楽しまれる地域の方々をお見かけしています。
もちろん、利用者様も施設を囲む満開の桜を見て、花見を楽しまれていました。
この桜の色は日本独自の色なんだとか。
本当に春を感じる一日となっていました。
数日に分けて、桜を楽しんで頂きました。
また、別の日には
近くにある大池の周辺に咲いている菜の花畑をみてきました。
色鮮やかな黄色が眼前一面に広がり
爽やかな風が吹き抜ける昼下がり
ウトウトされる利用者の方もいらっしゃいました。
そして、もう一つ。
春は出会いと別れの季節ともいわれます。
昨年度をもって、施設長を務めておりました土川 知香枝 先生が退職され
今年度より北村 宏 先生が施設長に御就任となりました。
土川先生より、職員・利用者の方へお言葉を頂きましたので、こちらで御紹介をさせて頂きます。
「ご挨拶の場を頂きまして、誠にありがとうございます。
私は人前でお話しすることがあまり得意ではありませんが、何か良いなと感じたものを留めておくことが好きで、その中でこれは良いなと思ったものを紹介させて頂きます。
私が通院しているところで目に留まった詩です。」
『育児』
赤ん坊の時は 肌をはなさない
幼児の時は 手をはなさない
子供の時は 目をはなさない
少年の時は 心をはなさない
これこそ 育児の極意
これぞ 育児の原点
こんな簡単なことを守るだけで
必ず よい子に育つ
(杉本 高弘)
「これは『育児』というものですが、『介護』はこの逆を進むように感じました。
介護は気持ちを通わす事から始まり、その人に目を向け、手を差し伸べ、最期はその人と寄り添うものであると思います。
「あたたかさ」を感じるものであって欲しいと私は願っています。これは私自身が高齢となってきて、痛感することでもありました。
それを、このさくらの苑で教えて頂きました。本当に素晴らしい経験となりました。
7年間という長い間、大変お世話になりました。これからの愛慈会、さくらの苑がますます発展していきますよう、心よりお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。
今年度より、さくらの苑は新体制となって、稼働していきます。
利用者様・御家族や地域の方々等の為、これからも邁進してまいります。
さくらの苑を今後ともどうぞ、宜しくお願いします。
投稿:相談室